業界別・チャネル別のコンバージョン率を比較しよう
「うちのサイトのコンバージョン率は高いの?低いの?」この疑問に答えるためには、業界平均値との比較が欠かせません。第3章では、業界別のコンバージョン率データと、よく聞く「CV率は平均1%」という言説の真偽について解説します。さらに、国際的な比較データも紹介しますよ。
日本における業界別平均CV率
まずは、日本における業界別の平均コンバージョン率を見てみましょう。
Contentsquare社の調査による業界別平均CVR
業界 | 平均CVR |
---|---|
買い物 | 5.0% |
美容 | 3.2% |
衣服 | 2.6% |
旅行 | 2.4% |
家電 | 1.2% |
金融 | 1.0% |
高級品 | 0.8% |
電気・通信 | 0.7% |
B2B | 0.6% |
自動車 | 0.4% |
すべての産業 | 1.82% |
「あれ?うちの業界のCV率が低いな…」と心配される方もいるかもしれませんが、業界によってコンバージョンの難易度は大きく異なります。例えば、高額商品を扱う自動車業界や、意思決定に複数人が関わるB2B業界は、一般的にCV率が低くなる傾向があります。
デバイス別の平均CVR
デバイスによってもコンバージョン率は異なります。
デバイス | 平均CVR |
---|---|
デスクトップ | 2.3% |
モバイル | 1.5% |
タブレット | 2.6% |
「モバイルのCV率が低いのはなぜ?」と疑問に思われるかもしれませんね。これは、画面サイズの制約から入力のしづらさがあるためです。特に入力フォームが多いサイトでは、モバイル最適化が重要になります。
「CV率は平均1%」という言説について
Webマーケティングの世界では「CV率は平均1%」という言説がよく聞かれますが、実際はどうなのでしょうか?
複数の調査データを見ると…
- Contentsquareの調査:すべての業界の平均は1.82%
- Ruler Analyticsの調査:業界全体の平均値は2.9%
- WordStreamの調査:業界や広告媒体によって0.4%~9.64%の幅がある
つまり、「CV率は平均1%」という言説は、特にディスプレイ広告やバナー広告の一般的な目安として広まったものと考えられますが、実際には業界や広告媒体、コンバージョンの定義によって大きく異なるのです。
「じゃあ、うちのサイトのCV率目標はどう設定すればいいの?」という疑問が湧いてくると思います。答えは、以下のポイントを考慮して設定するのがベストです:
- 自社の過去データをベースにする
- 同業界の平均値を参考にする
- 広告媒体ごとに異なる目標を設定する
- コンバージョンの種類ごとに異なる目標を設定する
国際的な業種別CV率の比較
グローバル展開を考えている方のために、国際的なCV率データも紹介しましょう。
MarketingSherpa社の調査による業種別平均CVR(アメリカ)
業種 | 平均CVR |
---|---|
専門職または金融 | 10% |
メディアまたは出版 | 10% |
教育または医療 | 8% |
ソフトウェアまたはSaaS | 7% |
技術またはハードウェア | 5% |
製造または消費財 | 4% |
旅行または観光 | 4% |
小売または電子商取引 | 3% |
NPO法人 | 2% |
国際的なEコマースサイトのCVR比較
国・地域 | 平均CVR |
---|---|
米国 | 2.86% |
欧州 | 1.85% |
日本 | 1.82% |
「米国のCV率が高いのはなぜ?」と疑問に思われるかもしれませんね。これには文化的な背景や消費者行動の違いが関係しています。例えば、日本の消費者は慎重な購買決定を行う傾向があり、情報収集から購入までの時間が長い場合が多いのです。
国際展開を考える際は、以下のポイントに注意しましょう:
- 文化的背景を考慮したUI/UXデザイン
- 現地で一般的な決済方法の提供
- 言語とローカライゼーションの徹底
- 現地のユーザーが重視する信頼性指標の取り入れ
第3章はいかがでしたか?業界別・チャネル別のコンバージョン率について理解していただけたと思います。次の章では、コンバージョン率を向上させるための実践的なチェックリストを紹介します!