コンバージョンの種類と測定方法を知ろう
さて、第2章では「どんなコンバージョンがあるのか」「どうやって測定するのか」について、より具体的にお話ししていきます。
サイト種類別のコンバージョン例
サイトの種類によって、設定すべきコンバージョンは異なります。代表的な例を見てみましょう。
ECサイトの場合
- 商品購入(最も明確なコンバージョン)
- 会員登録
- カートへの商品追加
- お気に入り登録
- レビュー投稿
「うちはECサイトだから、商品購入だけをコンバージョンにすればいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんね。確かに最終的な目標は商品購入ですが、カートへの追加やお気に入り登録などの「マイクロコンバージョン」も測定することで、ユーザーの購買プロセスの改善点が見えてきますよ。
BtoBサイトの場合
- 資料請求
- お問い合わせ
- 見積もり依頼
- 無料トライアル申し込み
- セミナー・イベント申し込み
- ホワイトペーパーダウンロード
BtoBビジネスでは、購入までの検討期間が長いことが多いですよね。だからこそ、資料請求や問い合わせなどの初期段階のコンバージョンを大切にする必要があります。
メディアサイトの場合
- 有料会員登録
- 無料会員登録
- メルマガ登録
- 記事シェア
- コメント投稿
- 広告クリック
メディアサイトでは、直接的な収益につながるコンバージョン(有料会員登録など)と、エンゲージメントを高めるコンバージョン(記事シェアなど)の両方を測定するといいでしょう。
アプリの場合
- インストール
- 会員登録
- アプリ内課金
- 継続利用
- プッシュ通知許可
アプリビジネスでは、インストール数だけでなく、継続利用率(リテンション)も重要な指標になります。「ダウンロードしたけど使わない」というアプリにならないように注意しましょう。
コミュニケーションチャネル別のCV率の特徴
次に、ユーザーとのコミュニケーションチャネル別のコンバージョン率の特徴を見ていきましょう。
メールフォームのCV率
- 平均CV率:約1〜3%
- 特徴:24時間いつでも問い合わせ可能、入力項目が多いとCV率が低下
- CV率向上のポイント:入力項目を必要最低限に絞る、エラーメッセージを分かりやすくする
LINEのCV率
- 平均CV率:約5〜10%
- 特徴:心理的ハードルが低い、プッシュ通知で情報を届けられる
- CV率向上のポイント:友だち追加のメリットを明確に伝える、QRコードを目立つ位置に配置する
電話のCV率
- 平均CV率:約5〜15%(緊急性の高いサービスの場合)
- 特徴:即時対応可能、人間的なコミュニケーションによる信頼感
- CV率向上のポイント:電話番号を目立つ位置に配置する、受付時間を明記する
チャットボットのCV率
- 平均CV率:約3〜8%
- 特徴:24時間対応可能、ユーザーの質問に即時回答
- CV率向上のポイント:自然な会話フローを設計する、人間のオペレーターへの引き継ぎ機能を用意する
「うちのサイトにはメールフォームしかないけど、LINEやチャットボットも検討した方がいいのかな?」と思われたかもしれませんね。実は、複数のチャネルを用意することで、ユーザーの好みに合わせた選択肢を提供でき、全体のコンバージョン率を向上させることができるんです。
コンバージョンの測定方法
「コンバージョンの種類は分かったけど、実際にどうやって測定するの?」という疑問にお答えします。
1. Googleアナリティクスを使った測定
最も一般的な方法は、Googleアナリティクスを使ったコンバージョン測定です。
- 「目標」設定機能を使って、特定のページへのアクセス(サンクスページなど)をコンバージョンとして設定
- イベントトラッキングを使って、特定のボタンクリックやフォーム送信をコンバージョンとして設定
- Eコマーストラッキングを使って、商品購入の詳細データを取得
2. 広告管理ツールでの測定
Google広告やFacebook広告などの広告管理ツールでも、コンバージョン測定が可能です。
- コンバージョントラッキングタグを設置して、広告経由のコンバージョンを測定
- 広告ごとのコンバージョン数やコンバージョン率、コンバージョン単価などを確認
3. ヒートマップツールでの分析
Hotjar、Crazy Eggなどのヒートマップツールを使うと、ユーザーの行動をより詳細に分析できます。
- クリックヒートマップ:ユーザーがどこをクリックしているかを可視化
- スクロールヒートマップ:どこまでスクロールしているかを可視化
- セッション録画:実際のユーザー行動を動画として記録
「測定ツールがたくさんあって迷うな…」と思われるかもしれませんが、まずはGoogleアナリティクスから始めるのがおすすめです。基本的なコンバージョン測定ができるようになったら、徐々に他のツールも試してみるといいでしょう。
第2章はいかがでしたか?コンバージョンの種類と測定方法について理解していただけたと思います。次の章では、業界別・チャネル別のコンバージョン率の比較について詳しく見ていきましょう!