沖縄の飲食店向け | グルメサイト(予約サイト)を活用する方法

このページは『食べログなど、グルメサイト(飲食店予約サイト)の対策を考えてみましょう。 主要グルメサイト別に傾向と対策もまとめてみました』という内容です。
沖縄に特化したWEBマーケティングが知れる
沖縄の飲食店向け | グルメサイト(予約サイト)を活用する方法

目次

グルメサイト(予約サイト)について考えてみましょう

ぐるなびや食べログのような「グルメサイト(予約サイト)」は、お店を探している人とあなたのお店をつないでくれます。 僕も個人的に、ぐるナビなどを見ていると、「もったいないな〜」と思うことが多々あります。

Webマーケティングという視点を踏まえて、グルメサイトとどのように向き合えば良いのかについてご説明させていただきます。

沖縄で飲食業をされているかたにお読みいただけますと幸いです。

沖縄の飲食業向けの記事はこちらでご覧いただけます

まずはグルメサイトの特徴をおさらいしてみましょう

グルメサイトポイント特徴注意点
食べログ口コミ件数と点数が命信頼性が高く集客効果が見込める手数料が高め/ライバル多い
ホットペッパーグルメクーポン文化が根づいている特に学生・ファミリーの集客に強いクーポン漬け→利益圧迫に注意
ぐるなび団体・法人予約に強い接待・歓送迎会・大人数宴会若い人の利用は少なめ
TableCheck自社予約としても使える高単価・こだわり系のお店集客パワーは他より弱め

主要グルメ/予約サイト4社をデータ比較(2025年4月時点)

掲載にあたっては月額固定費11,000円〜198,000円とかなりの価格差があり、サービスによっては送客手数料が必要になります。

飲食店にとってはかなり大きなコストと感じられるのではないでしょうか?

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サービス 主な特徴 月間利用規模* 掲載店舗数 初期費用 / 月額固定費 従量課金** 沖縄飲食店への適性
食べログ 口コミ点数・ランキングが強い/Vポイント連携 約9,500万人UU 約85万店 ライト11,000円
ベーシック27,500円〜
プレミアム5=55,000円など
予約課金なし ★ “観光+地元客”双方を狙える。点数4.0を超えられるポテンシャル店は必須導入。
ホットペッパーグルメ クーポン文化+Ponta/dポイント/若年〜ファミリー強い 約5,200万人UU 約77万店 SSP198,000円〜
B11,000円(エリア別)
無料プランは予約人数×54〜215円 ★★ 学生・女子会・家族狙いの価格帯なら費用対効果大。クーポン出せる体力があるかが鍵。
ぐるなび 団体・法人予約に強く楽天ID連携/接待・宴会需要 月間3,200万人UU 約42万店(有料加盟4.2万店) 有料掲載11,000円〜(PR枠は別途) 送客手数料 110円/人〜(プランにより変動) ★★★ 観光バス・社員旅行・歓送迎会を受ける中〜大箱店は導入価値大。
TableCheck 自社予約+多言語対応/無断キャンセル防止 (CC担保) 月間予約件数300万超・導入1万店 —(SaaS型) 初期30,000円/月額15,000円〜(席数課金) 事前決済手数料2.7〜3.19%のみ ★★★★ 高単価・完全予約制・インバウンド比率高い店向き。公式サイト予約で送客料ゼロ化。

* UU=ユニークユーザー/公式または最新記事の公開値
** 各社とも無料プランや追加広告メニューあり。代表値のみ記載。

グルメサイト別の顧客獲得単価(CPA)

顧客を獲得するためのコスト(CPA広告費や掲載費など、マーケティングコストを「実際の獲得(予約・購入・問い合わせなど)」で割った“1件あたりの獲得コスト”)で比較をするとTableCheckが1番コストが安くなりますが、集客力という面では弱いので悩ましいところですね。。

逆にもっともCPA広告費や掲載費など、マーケティングコストを「実際の獲得(予約・購入・問い合わせなど)」で割った“1件あたりの獲得コスト”が高いのは食べログの330円となります。  ひとり単価なので、4人と1,320円とコストが高いのが問題点ですね。。

月額固定費が大きな負担となっているようです。

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サイト 主な課金体系 代表的な従量コスト* 固定費例 平均CPAイメージ
(1人あたり)
CPA が高く/低くなる要因
食べログ 月額+送客料 110 円(昼)/220 円(夜)/人 ベーシック 27,500 円/月 約330円 固定費が高め。口コミ効果で予約数が伸びると CPA 低下
ホットペッパーグルメ 完全従量(無料掲載プラン)
※有料プランは別途
50 円(昼)/200 円(夜)/人
(ポイント付与+手数料)
0 円 約200円 人数課金のみ。団体予約が多いと CPA 上昇
ぐるなび 月額+送客料 41 円(昼)/205 円(夜)/人
(無料プラン)
ライト 11,000 円/月 約249円 固定費+人数課金。楽天ポイント還元設定で変動
TableCheck 月額のみ(送客料 0 円) 0 円/人(自社予約導線) 15,000 円/月 約60円 事前決済3%を設定すると高単価店で CPA 上昇
※“純流入”は少なく、指名予約比率が高い

*ディナー料金で算出。昼主体の店舗はもう少し下がります。
試算前提:各サイトから月100組(平均2.5名)来店した場合。

ここでCPAについて勉強してみよう!

CPAについて勉強してみよう!
項目内容
定義広告費や掲載費など、マーケティングコストを「実際の獲得(予約・購入・問い合わせなど)」で割った“1件あたりの獲得コスト”。
飲食店なら「1予約あたりにいくら払ったか」を示す指標。
計算式CPA = かかった費用 ÷ 獲得件数
(例)広告費 20万円で 250件予約 ⇒ CPA = 800円/件
なぜ重要か利益管理の核心指標:客単価・粗利と比較して初めて「広告が黒字か赤字か」を判断できる。
媒体比較の共通尺度:グルメサイト・SNS広告・自社サイトなどバラバラの料金体系を“1件あたり”で横並び評価できる。
目安の立て方1. 客単価 × 粗利率 = 1人が落とす粗利
2. 許容CPA = 粗利 × 獲得目標割合(多くの業界で 20〜30% が目安)
└ 沖縄居酒屋(客単価¥3,000、粗利55%)なら
 粗利¥1,650 × 30% ≒ CPA上限 ¥500
CPAを下げる
主な打ち手
1. CVR(予約率)を上げる:写真改善・口コミ増加・予約ボタン導線短縮。
2. 固定費を分母で割る:TableCheckのような定額サービスは予約数が増えれば実質CPAが下がる。
3. 客単価を上げる/追加販売:CPAが同じでも LTV が伸びれば利益率が改善。
関連指標との違いCPC(クリック単価):クリック1回あたりのコスト。CPAは“成果”ベースなのでより下流。
ROAS(広告費用対効果):売上 ÷ 広告費。CPAは「件数」、ROASは「金額」を見る指標。

原価300円のカレーを、1000円で販売できると、700円の利益となりますが、CPAという概念もなければ、儲かるはずなのに、なぜか赤字という自体になりかねません。

原価300円
CPA 500円
販売価格 1000円だとすると利益は200円という事を理解しておくことで、1日何人の集客が必要なのか?などを把握することができるようになります。

グルメサイトで少しでも多くの集客を得るためにするべきこと

CPA(顧客獲得単価)を下げるためには、申込み数を増やす必要があります。
Googleビジネスプロフィールも同じなのですが、作って終わりにしておくのは勿体ないことです。
下記のガイドをお読みいただき少しでも集客が有利になるように改善を繰り返してみましょう。

1. 写真の質と量

  • プロのカメラマンによる撮影を検討
  • 料理、店内、外観、個室など多角的に撮影
  • 明るく清潔感のある写真を選定
  • 定期的な更新(季節メニューなど)

2. 店舗紹介文の工夫

  • 店舗の強みや特徴を簡潔に伝える
  • 沖縄ならではの食材や調理法をアピール
  • ターゲット層を意識した表現(家族連れ、カップル、観光客など)
  • 検索されやすいキーワードの自然な挿入

3. コース・メニュー設計

  • 予約サイト限定コースの設定
  • 複数の価格帯のコース用意
  • 飲み放題・食べ放題オプションの明示
  • アレルギー対応や特別リクエスト対応の案内

4. クーポン・特典の戦略的設定

  • 閑散期・閑散時間帯向けの割引
  • 複数人数での来店特典
  • 誕生日・記念日特典
  • 期間限定キャンペーン

5. 口コミ管理

  • すべての口コミへの返信
  • 否定的な口コミへの誠実な対応
  • 改善点の迅速な実施と報告
  • 常連客への口コミ依頼

6. 競合分析と差別化

  • 同エリア・同ジャンルの店舗の掲載内容をチェック
  • 競合にない強みを前面に出す
  • 価格帯や提供内容での差別化
  • 独自の体験価値の提案

沖縄の飲食店の場合、観光客向けには「沖縄ならではの体験」を強調し、地元客向けには「地元割引」や「平日限定特典」などを設定するなど、ターゲットに応じた戦略が効果的です。

グルメサイトの未来はどうなるのか?

AEOAnswer Engine Optimization:ChatGPT など “AI が返す答え” の中に、あなたのお店(あるいは記事)を組み込んで “見込み客を集客する施策という言葉をご存知ですか?

これはChatGPTOpenAIが開発した、人間のような自然な会話ができるAI(人工知能) など “AI が返す答え” の中に、取り上げてもらうための集客施策のことなのですが、2025年4月時点ではSEOのように決まった方法があるという訳ではなく、概念として存在し始めているという断簡だと言えます。 

僕はAIの利用者が増えることにより、数年以内に、グルメサイトからの流入は激減するのではと考えています。

わざわざいろいろな情報を自分で判断してお店を選ぶ時代はもうすぐ終わり、AIがオススメしてくれるお店を選ぶようになると思います。

そうなると、、AEOAnswer Engine Optimization:ChatGPT など “AI が返す答え” の中に、あなたのお店(あるいは記事)を組み込んで “見込み客を集客する施策に有利なのは、ぐるナビなどではなく、1クリックで予約まで進めるTableCheckが1番予約を取れる可能性が高いので、今のうちから取り入れておくのが良いといえます。

AIが登場したことで、いままでの集客が変わってくる時代に入っています。 2026年にはその流れはさらに顕著になることでしょう。

月額費を支払っていれば、集客できていた時代が終わってしまうことを見越して、いまのうちからWebマーケティングを学ぶことがとても重要です。

AEOについて解説している記事はこちら

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Sakamoto

Webマーケティング歴25年、沖縄在住のWebコンサルタント

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