【宜野湾市：教育と若者の街】沖縄県の市町村別マーケット分析

宜野湾市は観光地としての知名度は那覇や隣接する北谷町ほど高くありませんが、沖縄コンベンションセンターやトロピカルビーチなど、県内有数のイベント・レジャー施設があります。とくにコンベンションセンターでは国際会議やコンサート、産業見本市などが開催され、イベント開催時には県内外から人が集まります。また市内には普天間基地内を含め米軍関係者やその家族が生活しており、基地従業員や軍人向けの飲食店街も一部に存在します。観光客そのものは、隣の北谷町アメリカンビレッジを訪れる流れで宜野湾市にも立ち寄るケースが見られます。例えば嘉数高台公園からの基地展望や、普天間宮（普天間飛行場近くの神社）などが外国人にも知られてきています。

地域の主要施設として、沖縄国際大学（宜野湾市宜野湾）や琉球大学（キャンパス一部）、大型ショッピングセンター（宜野湾市真志喜周辺）などが挙げられます。北谷町ほどの観光集積地ではないものの、那覇と北谷の中間地点に位置し交通の要衝でもあります。那覇から車で約30分圏内でありながら比較的落ち着いた雰囲気の住宅街が広がり、居住者向けの店舗が多いです。普天間飛行場の返還計画が進めば大規模な土地利用転換の可能性があり、将来的な発展ポテンシャルも秘めています。