2025年12月22日:沖縄ほっこりニュース
はいさい、今日もお疲れ様です。2025年の冬至(トゥンジー)、沖縄の空は少しひんやりとしていますが、街の中はたくさんの「温もり」で溢れています。今日はそんな、心とお腹が満たされるお話をお届けしますね。
1. 家族を想う「トゥンジージューシー」の香り
今日は沖縄中の家庭や保育園、高齢者施設から、出汁の効いたいい香りが漂っています。冬至に欠かせない、伝統の「トゥンジージューシー」です。
沖縄の冬至でいただくジューシーには、里芋(チンヌク)や田芋(ターンム)を入れるのが古くからの習わし。これらのお芋は次々と子が育つことから、「子孫繁栄」の願いが込められているんですよ。
「お米を炒めてから炊くと、ツヤが出て美味しいよ」
今朝の第一牧志公設市場では、おばぁたちが若いお母さんたちにそんなコツを伝授する、微笑ましい光景が見られました。地域の自治会では独居老人のお宅へ温かいジューシーを届ける活動も行われており、まさに「ゆいまーる(助け合い)」の精神が体だけでなく心も温めてくれています。
2. 糸満・平和の光「いとまんピースフルイルミネーション」
糸満市観光農園で開催中のイルミネーションが、今日改めて大きな注目を集めています。今年で27年目を迎えるこのイベントには、特別な想いが込められています。
それは「平和への祈り」。かつての激戦地だった糸満が、今ではこうして優しい光に包まれている。昨晩訪れたご家族は、「この綺麗な景色を見られる平和に感謝したい」と話していました。
市民の皆さんが紡いできた27年の歩みが、2025年の今も多くの人の心を癒やし、未来へと光を繋いでいます。
3. 首里城復興・宮大工さんと子どもたちの交流
朱色の輝きを取り戻しつつある首里城正殿。復元作業が進むその現場で、とても素敵な交流がありました。
地元の小学生たちが現場を見学し、職人さんたちへ手書きのメッセージカードを贈ったのです。カードには「沖縄の宝物を作ってくれてありがとう」という純粋な感謝の言葉が綴られていました。
宮大工さんたちも、思わず目を細めて喜んでいたとのこと。形ある建物を作るだけでなく、次の世代へ「沖縄の誇り」をしっかりとバトンタッチする。そんな温かい心の交流が、今日も首里の丘で続いています。


