スマホ表示で横揺れしちゃうけど原因を特定できない時の裏技

今日はウェブサイトのデザインでよくある「横揺れ」についてお話しします。この問題、見た目は小さなことかもしれませんが、実際にユーザー体験に大きく影響するんです。私たちのようにウェブを利用してビジネスをしている人にとって、ページの横揺れを抑えることは非常に大切。なぜなら、訪問者がストレスなくページを閲覧できるようにすることで、より多くの時間をウェブサイトに滞在してもらえるからです。

では、まず横揺れがどのようにして起こるのかを簡単に説明しますね。ページの横揺れ、特にブラウザの垂直スクロールバーが表示・非表示になるときに発生することが多いです。これが原因でページ全体が左右に揺れるように見えることがあり、結果としてユーザーは使いづらさを感じてしまいます。例えば、ページ内でリンクをクリックするたびにコンテンツが左右にずれると、見ている側としてはとてもストレスになりますよね。

横揺れの解決方法

この横揺れの問題を解決するために、色々な方法を試した結果、最終的に以下のシンプルなCSSのコードで解決しました。このコードを使うことで、ページの横揺れを完全に防ぎ、ユーザー体験を大幅に向上させることができました。

html, body {
    overflow-x: hidden;
}

このoverflow-x: hidden;を使うことで、ページの横方向のスクロールを強制的に無効にし、コンテンツが誤って横にずれるのを防ぎます。こうすることで、どのページに遷移しても、横揺れの心配がなく、ユーザーが快適に閲覧できるようになります。

たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、overflow-x: hidden;を使うことでページ全体が一気に安定します。横方向のスクロールがなくなることで、誤って画面が横に動いてしまう心配がなくなり、ユーザーは常に安心してコンテンツを閲覧することができます。

なぜこれが有効なのか?

なぜこの方法が有効なのか、もう少し詳しく説明しますね。横揺れは、ページによってスクロールバーが表示されたり非表示になったりすることで発生します。この変化によって、コンテンツの幅が変わり、結果としてページが横に揺れるように見えるのです。このCSSコードを使うことで、スクロールバーの有無にかかわらず、常に同じ幅でページを表示することができます。

例えば、ユーザーがトップページから他のページに遷移した際、トップページにはスクロールバーがなかったけれども、次のページでは内容が長いためスクロールバーが表示されるとします。通常であれば、このスクロールバーの表示の有無で横揺れが発生し、ユーザーに不快な体験をさせてしまいます。しかし、このCSSを適用することでスクロールバーが常に表示され、ページ遷移時にもコンテンツが一定に保たれるため、視覚的な安定感が増します。

ユーザー体験を向上させる小さな工夫

私たちのウェブサイトのデザインにおいて、ユーザー体験(UX)は最も重要な要素の一つです。横揺れが発生することにより、ユーザーは意図せずスクロールバーを追いかけたり、リンクを誤ってクリックしたりしてしまいます。このような些細なことが積み重なると、ユーザーのフラストレーションが増大し、結果的にはウェブサイトの離脱率が高くなる原因となってしまいます。

今回紹介したCSSの一行は、まさに「小さな工夫で大きな違い」をもたらすものです。ウェブサイトに訪れたユーザーが快適にコンテンツを閲覧できるようにすることは、特に商業サイトにおいて非常に重要です。コンテンツを楽しむために訪れたユーザーが、ページの揺れによってイライラしてしまうのはとても残念なことです。そのため、このような改善はSEO対策と同様に、ユーザーに対しての思いやりの一環だと考えています。

他の横揺れ防止のテクニック

さらにもう一歩進んで、他の横揺れ防止のテクニックもご紹介します。例えば、CSSのbox-sizingプロパティを使って、ページ全体のレイアウトを安定させる方法があります。

* {
    box-sizing: border-box;
}

このコードは、全ての要素に対してボーダーやパディングを含めたサイズでレイアウトを計算するように設定します。これにより、余計な要素の拡張によるページのレイアウトの変化を防ぎ、安定した表示を保つことができます。これもまた、ユーザーにとっては見やすく、扱いやすいページを作るための大切な工夫です。

まとめ

いかがでしたか?今日は、ページの横揺れを防ぐための簡単なCSSコードについてお話ししました。overflow-y: scroll;を使うことで、ページのスクロールバーの表示を一定に保ち、ユーザーが快適にサイトを閲覧できるようになります。さらに、box-sizing: border-box;などのテクニックを使うことで、ページ全体の安定感をさらに高めることができます。

ウェブサイトを運営していると、ついついデザインやコンテンツに注力してしまい、こうした小さなポイントが見落とされがちです。しかし、ユーザー体験を向上させるためには、こうした細部への気配りが非常に重要です。訪れた人が心地よく感じるページづくりを目指して、ぜひこのテクニックを活用してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございます!これからも皆さんに役立つ情報をどんどん発信していきますので、どうぞお楽しみに。また次回お会いしましょう!